ご紹介, 装幀の仕事(孝四郎)
吉田絃二郎 『小鳥の来る日』1921年
2018/07/08
「上質紙に黄の草紋様。文字グレー」(恩地邦郎・編『新装普及版 恩地孝四郎 装本の業』、掲載、邦郎によるコメント、108頁)
蔵書印あり。

ご紹介, 装幀の仕事(孝四郎)
2018/07/08
「上質紙に黄の草紋様。文字グレー」(恩地邦郎・編『新装普及版 恩地孝四郎 装本の業』、掲載、邦郎によるコメント、108頁)
蔵書印あり。
ご紹介, 蔵書(孝四郎)
2018/07/08
服部龍太郎(編輯)《伊太利民謡 ナポリの舟唄 サンタ・ルチア ヴェニスの舟唄 海の漁夫》、春陽堂、1930年
「サンタ・ルチア」は邦郎の数多い愛唱歌のうちの1曲。
もっとも実際に歌うときは、のちに出版された歌曲集などを使用していた。
ご紹介, 蔵書(孝四郎)
2018/07/08
アンデルセン(楠山正雄編)『おやゆび姫 畫とお話の本 第四冊』、冨山房、1925年

版画家、児童画家、初山滋(1897-1973)による装幀。
2種類の蔵書印あり。種類、押す位置にも工夫が観られる。
ご紹介, 学校劇の仕事(邦郎)
2018/07/08
恩地邦郎作「したきりすずめ」斎田喬編『学校音楽劇 低学年』 誠文堂新光社、1955年
装幀は初山滋。
父、孝四郎から続く縁。
劇中歌は西崎嘉太郎作曲、玉川学園で音楽教育に携わったことが知られている(下記ブログ参照)。
http://www.tamagawa.jp/introduction/enkaku/history/detail_11207.html
ご紹介, 所蔵(轍)
2018/07/08
楊州周延 《女禮式略圖》(印刷並ニ発行人武川卯之助) 明治期

楊州周延 《女禮式之圖》(印刷兼発行者武川卯之吉) 明治期
明治の浮世絵師、楊州周延(1838-1912)の美人風俗画。
三枚続をさらに貼りあわせてある。
邦郎による簡略リストあり。
ご紹介, 装幀の仕事(孝四郎)
2018/06/07
廣津和郎 『狂った季節』 六興出版社、1950年
「表紙はケント紙に紙皺模様を灰靑と灰橙2色で重ね刷り」、函は「白洋紙に木版技法で灰紅色の木の葉を移した」(いずれも『恩地孝四郎 装本の業』掲載、邦郎によるコメント、150頁)。函の中央は、その形状から朴ノ木の葉と思われる。
孝四郎は、獨逸学協会学校中学(旧制獨協中学校)を1909年(明治42年)に卒業(『獨協学園史 資料集成』(獨協学園、2000年))。学園に保存されている在学中のドイツ語の成績に落第点はない。フランス語は独学。
欧文蔵書のうち、ドイツ語、フランス語によるものは数多く、この二つの国に深い関心を寄せていたためか、孝四郎はドイツ、フランス、日本の木として、菩提樹、マロニエ、朴ノ木を庭に植樹した。
木の葉が葉脈のみとなったもの(この作品に使われたというわけではない)。
邦郎が資料として保存していた。
ご紹介, 蔵書(孝四郎)
2018/06/07
Kunst und Künstler : illustrierte Monatsschrift für bildende Kunst und Kunstgewerbe、Jahrgang XIX, Heft VIII、Verlag Bruno Cassirer,Berlin, 1921
ドイツ人の出版人ブルーノ・カッシーラー(1872-1941)が、ベルリンで発刊した挿絵入り美術月刊誌。ダンテ「神曲」の、ボッティチェリによる挿絵についての論考が掲載されており、表紙に孝四郎の字で、Botticelli Göttliche Komödie とある。
「K.Onchi Dec.1921」の書き込み。白木屋のタグあり。
挟み込まれている紙片には、父、轍の肖像。
ご紹介, 所蔵(邦郎)
2018/06/07
日本芸術院会員、帝室技芸員、一水会委員、日本美術家連盟会長の要職にあり、東京美術学校、学制改革後、東京芸術大学美術部教授も務めた洋画家、安井曾太郎(1888-1955)による。
封筒に納めて、さらに和紙で包むという丁重なもの。
孝四郎没半年後に自身も逝去。
ご紹介, 蔵書(邦郎)
2018/06/07
アンリ・フォシーヨン『形の生命』(杉本秀太郎訳) 岩波書店、1969年
幾つかのページに傍線あり。早書きデッサンが得意だった邦郎らしい関心の表れも。
ご紹介, 蔵書(孝四郎)
2018/05/03
L’Amour de l‘Art, No.7, (juillet,1924) , Librairie de France
美術総合月刊誌。
三越の包装紙によるカヴァーは孝四郎自身による。
紙片、貼りこみは、孝四郎自身による。
挟み込まれているスペイン語の新聞“La Prensa”(12.12.1926)がどこから切りぬかれたかは不明。